弁理士試験 x 令和2年度弁理士試験論文式筆記試験(特許・実用新案)

新型コロナウイルス感染症の影響により延期された今年の弁理士試験、受験生にとって非常に過酷な受験環境となったと思われるが、悔いのないように頑張ってほしい。さて今年の問題、例年になく実務に沿った非常に素直な問題。「何かひっかけがあるのか?」「法制度でも変わったのか?」と疑ってしまう。(と言っておきながら問題Ⅰ2(1)の特許管理人は思いつかなかった)。総じて差がつきづらい今年の問題、小さなエラーが合否を分けるであろう。

問題Ⅰ

1 新規性喪失の例外、特にひっかけ要素はない。1(3)は39条と29条の2との関係を丁寧に説明できるかがポイント(受験生時代に散々練習した)。2(1)(2)は得意の184問題。とはいえ、特許管理人は想像の外で得点ゼロ。今年が受験でなくてよかった。そのほかは単に手続きの話。

問題Ⅱ

「ウイルスの不活性化」とはタイムリーだが、問題に何の影響もない。出題者のこういうちょっとしたスケベ心は、マイナスに働くことはあってもプラスに働くことはない。弁理士試験の品格を維持するために、もう少し配慮すべきだと思う。

(1)は専用実施権と通常実施権の対抗要件の話。難しくはない。

(2)(3)は修理なのか、新たな製造なのか、の消尽の論点(と言っても問題文に明確に再製造と書いてある)。判例を知らなくても常識で解ける。

(4)は短答試験のような問題。訂正できる、できない以外の論点は思いつかない。

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