HSK6級 x 東京での受験

HSK6級(筆記)を東京で受験してきたので忘れないうちに備忘録

日時:2018年6月10日(日)9:30-12:05
場所:国学院大学

  • テスト中に携帯を鳴らすと失格。更にテスト中のトイレも失格とのこと。
  • 机に出してよいものは筆記用具と時計のみ。飲み物はNG、ティッシュは中身をだしておかなければならないとのこと。
  • 写作では繁字体もOKとのこと。ただし繁字体で書くのであれば繁字体を通さないといけないとのこと。
  • 写作の問題文は裏向きで机の上に置かれましたが、この日は裏にも問題文の最後の部分が記載されていたため、読もうと思えば読めるような状態。この部分が視界に入らないようにしていましたが、読んでいた人もいたような気がしました(不公平なので何とかしてほしいですね)

HSK6級 × 電子単語帳(i暗記カードデッキデータの作り方)

i暗記は2017年12月でサービスを終了するとのことです。近日中に別アプリの紹介を掲載します。

HSKの得点アップのために最も効果的な方法は暗記している単語数を増やすことである。この点はTOEIC(R)と同じである。その暗記に用いられるのが単語帳、手書きでも良いが今の時代は電子化しておいた方が使いまわしや管理がしやすくなる。

数多くの単語帳アプリが存在するが、今回はi暗記を紹介する。自作カードのデータをエクセルで作成(CSVでインポート)できるところが良い。

i暗記の使用方法はマニュアルに丁寧に説明されている。

さて暗記の対象が「中国語」「日本語」「ピンイン」だった場合、三つのデータ(カードデッキデータ)が必要となる。この際にイチイチ三つのデータを作成するのは効率的でない。

そこで、中国語ー日本語ーピンインが対応付けられた一つのエクセルデータから、それぞれのデータを作成する方法をお伝えする。

分かりづらい点があれば、問合せまで。

この方法はピンイン記号も含めたデータの生成方法である。ピンイン記号が必要ない方はこのような面倒な手続きは必要ない(この方法においてマクロを利用する理由はピンイン記号の文字化けを防止するためである。)

(1) ianki_utf8.xlsmを開く(マクロ付きEXCEL)

Googleドライブにあるマクロ付エクセルファイルをダウンロード。ダウンロードができない方は問合せまで。

ダウンロードしたエクセルファイルを実行。「セキュリティ警告」がでるが、「コンテンツの有効化」をクリックしてマクロを有効にする。

(2) 「ソース」シートに覚えたい単語データを入力

以下のルールに従って単語データを入力。

A列:通し番号
B列:中国語
C列:日本語
D列:ピンイン

(3) 「おもて英語」「おもて日本語」「おもて発音」のシートでデータを複製

「おもて中国語」「おもて日本語」「おもてピンイン」のそれぞれのシートで、一行目を選択して、右下をつまんで下にドラッグしてデータを複製。

(4) マクロの実行

ご所望の単語帳に対応するシートで以下の通りマクロを実行。

(a)[開発]-[マクロ]をクリックしてマクロダイアログを表示
(b) マクロ名「CSV_hama」を選択し実行

※[開発]タブが見つからない場合はこちらを参照

★このファイルを開くと文字化けしているように見えるが問題はない。

★マクロを実行するたびに「utf8.csv」は上書き保存される。

(5) 生成されたcsvデータをi暗記にアップロード

生成されたcsvデータをカードデッキデータとしてi暗記にアップロード。その後はi暗記のマニュアルに従って単語帳データをスマホにインポート。

(その他) MACの場合

MAC(Numbers)の場合はCSV変換するときに文字化けが生じないため、上記Windows(Excel)のような操作は必要ない。

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HSK6級 × ネット受験のメリット・デメリット

HSKのネット受験のメリットデメリットをまとめると以下のようになる(北京での受験経験によるまとめです。日本での受験では条件や環境が異なる可能性があることをご留意ください。)

メリット デメリット
听力 ヘッドホン・イヤホンなので周りの騒音等に影響されずらい。※ヘッドホン・イヤホンは自分の所有物を持参して使うことも可能。 選択肢の先読みがしずらい(ネット受験でも前の問題が早く終われば次の解答選択肢を見ることはできる)
阅读 マークシートを塗りつぶす手間がない 手書きでメモがとれないため、単語埋める問題でどの選択肢を選んだかわからなくなる。

文書全体と選択肢をスクロールなしに見ることができないので、これらを比較するのに手間がかかる。

写作 中国語IMEは搜狗やMSから選べる。またピンイン入力・五筆字型入力が選べる。

予測変換が使えることから、ピンインの記憶が曖昧でもなんとかなる。また漢字を正確に覚えなくても良い。(搜狗は「nh」と打つと「你好」が候補として出てくる。)

編集がしやすい(後から文章を追加しやすい)

写作の回答中、入力した文字数が表示される。句読点など(。、:”)はカウントされない。紙受験の場合は、改行を多用することにより400字のマークまで行っていたが、これはネット受験では考えられない。問題文のエッセイに線などがひけない。
その他 申込期限が長い(ネット受験は試験日の10日位前、紙受験は1か月位前)成績発表が早い(ネット受験は15日後位、紙受験は一か月後位) 画面を見るため顔を上げているので、周囲の受験者が目に入り気になることがある。他の級の受験者と同じ会場になることがあり、下位の級の受験者の退出時が騒がしい。

試験会場が限られている(ネットで申し込む際に選択した試験会場と異なる試験会場が指定される)

 

北京でネット受験を開催する際に会場となる北京林業大学

HSK6級 × 合格基準

HSK4級までは合格基準が存在する一方で、HSK5級と6級には合格基準が存在せず得点結果だけが算出される。したがって、HSKを利用して自分の中国語のレベルを他人に伝えたいときは「HSK6級で○○点」という表現が正しい。しかしながら、TOEICほど市民権が得られていないHSKではHSK6級○○点というアナログの数値を言っても日本人の99.9%はそのレベルがどのようなものか、わからないだろう(そもそも6級が凄いのかどうかもわからないだろう)。したがって、HSK6級の受験生の多くは、ある基準値を自分で設定して、それを超えれば「合格」というデジタルな表現に修正して伝えるようにしている。私が知る限り、北京にいるHSK6級の受験生の多くは「180点」を合格基準点としている。HSK4級の合格基準点が180点であるというのが根拠である。もちろんHSK実施委員会が認めているものではない。

自分も180点を基準に「HSK6級合格」とみなしている。いつかHSK実施委員会が明確な基準を出してくれることに期待する。

今日のキーワード:市民権→citizenship/general acknowledgement

HSK公認テキスト